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移住したくても家がない、島の空き家はほとんど使えない・・・・。
古い耐震問題で解体予定の団地の世帯や高齢者の一人世帯から県営・市営住宅に移動させる施策が長きに存在します。
一軒家の空き家も放置され続け、台風の影響もあり軒が傾き、瓦も落ちてきており、※2023年現在使える家はほとんど皆無になりました。
同じく行政管理施設も老朽化で使用できない建物が増えています。
問題は人口減少に歯止めのための移住者の家がありません。
(※2023年現在移住者にアパート申し込み不可とその理由を開示せず、前市長指示にも従わず長崎市行政が拒否している事実を確認しました)
私たちは数軒の建物と土地の取得をしています、購入もあれば無償譲渡もあります。
人口減少の地域では、単に売買など取得方法も様々な条件が存在します。
無償譲渡取得可能ですが、後継者問題や、名義人死亡時における移転登記をしていなかったり、痴呆など進み話ができない。
処分に多額の費用がかかることなどもあります。
この現状から今後人口減少の日本社会において、人口集中していない場所の家や土地は不動産としての価値がなくなり財産とはならないと思っています。
売れるうちに手放した方が得策かと思います。
この島に来れば都市部の近い将来が見えています。
視点を変えた発想がローカル地域をより良い方向へ導いていけるだろうと考えます。
産業がない
島民が数少ない事業に携わっている。
私たち新しい移住者は他人の職業を奪わない事を大切にしてきました。
仕事は生活のお金を稼ぐ手段であり、生きることの生命線、仕事を奪うことはその人を島から追い出すことにつながると考えたからです。
※2023年現在:高齢者施設の廃止、宿泊施設閉鎖、水産センターの閉鎖(再利用2023年より)など島の雇用先減少が起きており、廃止された場所での社員などは島外へ職を求めて流失しています。
こういう状況は、何もない島ならば「なんでもできる!」と、ポジティブに捉え、島で必要とされるニッチな仕事を見つけることから始めました。
現在行なっているLOVE LOCAL JAPANの事業は誰も行なっていなかった事業ばかりこれからも原点は変わりません。
※2023年現在3年間のコロナ感染症の影響で活動は縮小され、いまだ回復の兆しを感じることはありません。
インフラも2022年から整備され光回線がようやく使える様になりました。
(この島からビジネスにつながる事業構築を視野に活動再編しています。)
地域活性化のための仕事を作り出す事を目的とすれば(人口減少で経済は縮小傾向にあり、そのエリアの生み出す経済で生活できるのかという問題、リアルに閉鎖的な島の人口へのビジネスは300人を切れば生活に密着したビジネスしか残らないと現実から知りました。この島は市内中心部へ40分程度で行けるために、市内経済圏を利用できるメリットがあるので小売店がなくなっても生活は多少不便さがあっても可能と思えます。(amazonなどの翌日配達通販利用可能の島です)
観光客相手のビジネスは夏場の夏休み期間に限られているのが現状ですが、年間来島者を増やすなどの行政との連携した企画が必要だが、長崎市がその必要性を担当部署で理解が違う。キャンプ場など長期に使用可能だが企画を作り続け、広報活動が必要である。
島へ大挙して訪問客があった場合は対応ができない問題(宿泊施設・食事の問題・島の宿「五平太」は2023年9月末閉鎖)
釣り客に関しては経済に影響を大きく与える存在にはなっていない(釣り場であるその場所から離れない、食事持参などあげられ、ゴミやトイレ施設利用のみ、自販機利用程度)
人が住んでいれば必ず困っていることがあるのだと気がつけば仕事は作り出せると思っています。
また地域には、委託事業・随意契約事業・助成金事業・など税金が使われている事業が必ずあります(既得権益者がネック。)
そこに自立の仕事を作り出すきっかけにもなります。
まず私たちは自立した団体として補助金や助成金に出来るだけ頼らずここまでのものを生み出して来ました。
島の生活費は都市部とは比べものにならないほど低く済む。
金額ばかりに目を奪われ、都市と同等の収入確保できる就職と考えますが、都市の生活ほどお金がかかる場所ではない事を知る事です。
よく生活スタイルを聞かれます、その時こう答えています。
「財布の中には必要なものを買うお金と、欲しいものを買うお金があります」と。
必要なものはそんなに無いんだとこの島暮らしで気がつきました。
お店がほとんどない不便な島では、財布を持ち歩かないのです。
都市部は綺麗なショーケースに並ぶ魅力ある商品の誘惑がたくさんあり、必要でもない欲しくもないものまで衝動買いしてしまったり、他人との競争でお金を使うライフスタイルだった事を知りました。
島で使うお金は必要なものだけにして生活していると、自然に質素なお金のかからない生活になるのです、それは貧乏とは違います。
必要以上の収入を目指さなくていい、必要なお金さえあれば生活できるローカルライフです。
そして稼ぎすぎないことで、他の人の仕事を残していく事で、自分や家族の時間を手にすることが可能です。
これに気がつけば都市でもローカルの思考で必要なものだけにすれば少しは生活が楽になるかもです。
時間はあなたのもの、家族のための時間、地域の人のための時間です、お金と時間あなたはどちらが大切でしょうか?
時間は命です。
この地域の人口は2017年8月現在376人、うち約55%が65歳以上の超高齢化している地域。
※2023年4月現在:296人・世帯数202、子の数は毎年増減は少なくとも増えているが2024年からは減少の予測をしている。
子供は0歳児から18歳までで約20人程度であり、ほとんどが年金生活者と生活保護などの日本の縮図です。
人を増やすスピードに対して、減っていくスピードは加速度的で減少傾向にあります。
私たちが移住をしてから20代から30代の若者を積極的に誘い10名程度増えその後結婚出産をしています。
小さな子供の数も親が島暮らしを快適と捉えられるような、考え方や私たちの活動を通して定着できるようなお付き合いを行なっています。
シングルマザーなど生活弱者と言われるスタイルの方でもローカルライフは可能であると感じています。
都市部で壊れている人を見る機会が多くなっています、これからの時代生き方が合えばローカル生活を目指して欲しいと願っています。